非正規労働者への差別撤廃闘争
関西ゼネラル支部では、連帯ユニオンが勝ち取ったハマキョウレックス事件・長澤運輸事件最高裁判決を活かすべく、非正規労働者に対する不合理な差別の撤廃に取り組んでいます。
その取り組みの一つとして、派遣労働者への通勤費支払いを求めて裁判を大阪地裁で係属しています。
相手はR社、派遣会社の中でも最大手の一つです。いよいよ裁判も大詰めで、まもなく証人尋問が入ります。
勝てばその波及効果は計り知れません。「たかが通勤費」と思わないでください。ただでさえ低賃金の派遣労働者にとって、通勤費負担はとても大変です。仮に通勤費を支給されていない派遣労働者が50万人いて、毎月一人2万円の通勤費がかかるとすれば、1ヵ月で100億円、1年で1200億円。本来派遣労働者に支払われるべき巨額のお金が、派遣会社の懐に入れられているのです。
関西ゼネラル支部では、団体交渉でも派遣会社に通勤費支払いを求めてきました。
そして、F社、B社には通勤費支払いをある程度認めさせています。この他、N社については大阪府労委のあっせん中です。是非、ご注目を!
【 くさり6月号より 】